今回はこの7つの能力から「反応能力」について紹介していきます。反応能力とはどういった能力なのでしょうか。
それでは詳しく解説してきます。
反応能力とは
反応能力は合図に対して素早く反応し、正確に対応する能力の事を言います。
陸上競技などのスタートの「よーい、ドン」という合図に素早く反応しスタートを切るという事などが反応能力になります。反射神経は意識的に体を動かしている事ではありませんが、どちらかと言うと反射神経に近いものになります。
反応能力には「単純反応」と「選択反応」2つの種類の能力があります。
単純反応と言うのは1つの事に対して反応する事を言い、選択肢が2つ以上となってくるものを選択反応と言います。単純反応は1つの事に対して反応するだけなので動作的にはそれほど難しくありません。しかし、選択反応は選択肢が多くなればなるほど反応する事が難しくなり、反応時間が長くなってしまいます。
反応時間を速くするには反応時間を速くするためのトレーニングも必要ですが、経験であったり予測能力を高めていくことも大切な事になっていきます。気を付けなくてはいけない事は、反応はしているけど体が動かないというのは反応能力とは別になります。これは反応能力が低いのではなく、筋力や瞬発力が不足している可能性があります。
どちらの能力が不足しているのは見極める必要があります。
簡単なトレーニング方法
それでは反応能力を高めるための簡単なトレーニング方法を紹介します。
運動をする前にまずは簡単なトレーニングで反応能力を高めていきましょう。
反応能力を高める簡単なトレーニングには『聴覚・視覚・触覚』の3つを鍛える内容があります。得意な分野、苦手な分野が出てくると思いますが、どれも反応能力には大切な要素となります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
聴覚を鍛えるトレーニング
シンプルなトレーニングはやはり徒競走などで行うスタートのトレーニングです。
「よーい、ドン!」に素早く反応する練習が良いと思います。時にいはフェイントを入れるなどするとさらに良いと思います。
視覚を鍛えるトレーニング
視覚は目で見て反応するトレーニングを行います。
子供が座って正面を見て、その上からボールを落としキャッチします。子供の視線外からボールを落とし、視線に入ったら素早くボールをキャッチするというトレーニングになります。
触覚を鍛えるトレーニング
触覚を鍛えるトレーニングは触れたことに対して反応するトレーニングです。
「よーい、ドン!」は音に反応しますが、ここでは音の代わりに肩などに触れます。触れられたら触れられたことに反応するトレーニングになります。
活かせる運動やスポーツ
続いて反応能力を活かせる運動、スポーツを紹介していきます。
代表的なスポーツには野球、サッカー、バスケットボールなどあります。
多くの団体スポーツでは反応能力を活かす事ができます。また陸上や格闘技などの個人スポーツでも反応能力を活かす事が出来ます。格闘技なら空手、柔道、剣道などが良いと思います。
反応能力は多くのスポーツで活かす事ができるので、子供が好きなスポーツをさせるのが良いです。どのスポーツをするかも大切ですが、もっと大切なのは楽しみながら取り組むという事になります。
嫌々スポーツを習わせても能力向上には繋がりにくくなってしまいます。
まとめ
ここではコーディネートトレーニングの「反応能力」について紹介させて頂きました。
反応能力は音などの合図に対して素早く反応し、正確に行動する能力の事を言い、反射神経に近い能力でもあります。
反応能力は多くの団体スポーツや個人スポーツなど【どんなスポーツ】でも生かす事ができます。ですから、子供が楽しみながら取り組めるスポーツを学ばせるのが良いと思います。
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