様々な種類の要素がありますが、今回は「変換能力」について紹介していきます。変換能力とはどういった能力なのでしょうか。それでは詳しく解説していきます。
変換能力とは
変換能力とは、人が目や耳から入ってきた情報を身体の動きに変換するという能力になります。
急に状況が変わった時などにその状況に合わせて筋肉や関節を動かし、条件にあった動作に素早く切り替えます。スポーツなどではこの後のどんな展開が起こるのかを予想して行動する能力でもあります。
日常生活では道を歩いているときに前から人が来て、すれ違いをするために少し横に避ける。横断歩道などから道を渡ろうとしてけど、車やバイクが来たから渡るのを一時辞める。こういった行動が変換能力になっています。
変換能力を高める事で臨機応変な対応ができるようになります。
固定概念に捉われ指示された行動しかできない人は変換能力が不足しているとも考えられます。目や耳からの「情報」を素早く入手し、このあとどういった行動をすれば良いのか「判断」をして、状況に応じた「行動」をするのが変換能力になります。
変換能力を向上させる簡単なトレーニングには
変換能力が不足していると対人スポーツ、団体スポーツなどが上手にできず苦手意識が強くなります。
変換能力を鍛えるためにはどういった事をすると良いかと言うと、
- 必要な情報をしっかえりと入手できているか確認する
- 入手した情報からどうすれば良いのか判断する事ができる
- 判断したことを動き、動作として表現する事ができる
この3つの事を意識することで変換能力パフォーマンスを向上する事ができます。
基本的なトレーニングはこの3つの事を繰り返し行い、制度を高めていく事になります。
具体的なトレーニング方法
- ボールを投げる
- じゃんけんをする
- ランニングをする
などがあります。
ボールを投げるという事では、投げるボールの種類を変えたり、投げる方向や距離を変えて取り組んでいきます。
ジャンケンは普通のジャンケンではなく、後出しジャンケンをします。後出しジャンケンをする事で何を出したら良いのか瞬時に判断する必要があります。後出しジャンケンで常に勝つのではなく、時には負ける手を出すのもパターン化しないようにするのは良いと思います。
最後にランニングをする事です。ランニングも普通に走るのではなく、強弱をつけたり距離を変えたりして行います。走る場所、コースを変えながら行う事も効果的だと思います。
簡単なトレーニングなのでマンネリ化しないように気を付けて行いましょう。
トレーニングでのポイント
- 必要な情報をしっかえりと入手できているか確認する
- 入手した情報からどうすれば良いのか判断する事ができる
- 判断したことを動き、動作として表現する事ができる
以上の3つのポイントを意識しながら行いましょう。
活かせる運動やスポーツ
変換能力を活かせる運動、スポーツは対人スポーツであれば多くのスポーツで活かせると思います。代表的なスポーツを上げるとサッカー、野球、バスケットボールなどがあります。
サッカーではボールが転がった時どこに走れば良いのか、相手ボールになったらどうするのか、味方ボールになったらどうするのかという判断が瞬時に必要になります。
野球であればピッチャーが投げたボールのスピードはどのくらいか、どのコースに投げストライクなのかボール球なのか等を一瞬で判断しストライクならバットを振り、ボール球ならバットを振らないという行動をしなくてはなりません。
バスケットボールはシュートが外れたらどうするのか、正面に相手チームの人がいたらドリブルで抜くのか、味方チームの人にパスを出すのかなど常にそういう判断を繰り返す必要があります。
代表的なスポーツを紹介させて頂きましたが、変換能力は多くのスポーツで活かす事ができます。
まとめ
ここではコーディネーショントレーニングには7つの種類の1つ「変換能力」について紹介させて頂きました。
変換能力とは、目や耳から入ってきた情報をキャッチし、瞬時に身体の動きに変換するという能力になります。リアクションが悪い、反射神経が悪いという場合は、変換能力が低い可能性があります。このような場合は変換能力を鍛えるトレーニングを実施するのが良いです。
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